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「官僚支配」から「政治主導」を実現するために | |
田口一博 |
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二元代表制における政治主導 議院内閣制における「政治主導」の意味とは、政策を決め、導いていくのは政治の役割であるというであろう。それに対し「官僚支配」とは政治的な正統性を有さない官僚が実質的な政策決定を行っているということであろう。 政治=決定の実質化 それでは政治主導はどうすれば実現するのだろうか。政治の役割は何かということを突き詰めて考えてみれば、それは「決定」であるから、その決定を議会で行うことが確立できる方策が必要なわけである。 よい資料作りで行政は政治にコラボする 8月号のこの欄で紹介したとおり、公文書管理法は議論の過程やその理由を文書化して記録することを求めている。現行の一案しか記載しないという議案のあり方は、公文書管理法の趣旨から改められなければならないが、さらに政治主導を実現するために、複数案を提示し、その評価を示して議会が選択できるものへと変えられなければならないのである。 |
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文責 : 田口 一博 |
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